思い出

iPhone 3GS

少し、昔撮ったものの中から、印象に残ってるもの、を。
この子、2年前の夏に姿を消してしまった子。片目の子。
子猫のときから知っていて、この場所では一番豪気だった。

別の子を撮るため壁に登って逃げられて、ふと振り返ったら
目が合った。

姿を消したのは、この、すぐ後くらいだった。


iPhone 3GSと付記した写真は、
2009年の10月から2011年の10月までに撮影したものです。

巡回

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朝の巡回。ボス的w。
出会った頃、ずっと、女の子だと思ってた子。とてもきれいだったので。で、男の子と知ってとてもびっくりしたのだけれど、このところ、すっかりボス的になってきた。朝の巡回もどっしりしているし、そういえば、あっちの子、こっちの子、一緒にいるとこを見るとなんとなく面影が似ていたり。
まだたぶん、全身古傷だらけのボスの子の方が上、なんだろうな。つまり、ナンバー2?　そんな後ろ姿を見かけ、しばし、感慨にふける。

水たまり

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あれれ？こんな水たまり、あったっけ....？

さっきね、裏口から出てきたお店の人が、ふたりがかりでじゃぶじゃぶ、何かを洗ってた。
たぶんそのせいだよw。
どうするw？

複雑で

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とてもきれいな路地。気に入りの。

でも、もう来るな！...って顔。
ごめん...w。

静かな路地で

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ここも新宿。歌舞伎町ではないどこか。
前から、遠目にみかけてはいた。いるな、と思ってた。
いつも、足早に歌舞伎町を目指すから、素通りしていたんだ。
この朝、気が向いて立ち寄った。
歌舞伎町と違い、人通りもほとんどない路地。いた。
中で、小柄なこの子が一番豪気だった。
眠い？

待ってる

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待ってる。根気よく。
いつも、こんな光景があるのだろう。
この子たちも、独りじゃない。

すき間へ

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お、行くのか!?と覗き込んだ。
ああ、でもあんたには関係ないだろ？って顔でみつめられた。

ふたりきり

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街の路地特有の、美しい、油じみたコンクリ。
古いバケツ、青いふた、白いふた...。
音もない路地の奥。まだ眠そうなこの子と、しばし、ふたりきり。

まだ眠い

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まだ眠い、朝。
この日も、この子ひとり。
ここは、以前はもっとたくさんいたのに。
みんな、どこへ行ってしまったのだろう...。

すき間にも

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雨の降る日は雨も落ちる。だけど、晴れた朝には、こんなすき間にも、陽の光のさすんだね。暖かくなってよかった。もうすぐ、春。

ちょっとだけ

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手前から奥へ。そして彼（彼女？）の左手へ。明らかにT字路な路地なのに、この子は画面右手の壁の中から出てきて僕の目の前を横切った。僕らにとっては線にしか見えない細い細いすき間も、この子たちにとっては立派な通路。
左手も袋小路。なのにその奥へと消えていく。その前に、ちょっとだけ、立ち止まって目線をくれた。

子猫専用

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子猫というにはもう大きいけれど、大人の猫に比べるとまだひとまわりもふたまわりも小さい子。ここはそんな彼らの専用通路。ボス的とか、大人の猫たちは（行って入れないことはないだろうけれど）このすき間については見向きもしてないようにみえる。なんとなく、このブロックのすき間もわかってきた。

残されて 2

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ちょっと、打ち解けてきたw。

残されて

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渋谷。新しく会った子。
一緒にいた相棒が通りを渡って消えていき、ひとり取り残された感じの子。いかにも頼りなさげな感じがなんともいえなかったｗ。

新しいすき間

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渋谷の、いつも行く路地の近く。こんなに近くに、新しい子たちがいたなんて。前は確かにいなかった。いなくなったと聞いてもいた。また居着いたり、するんだね。こんにちは。また遊んでね。